斧原功和の小さな憩い◇

映像作品を作ってる者です。

フィオナ・タン まなざしの詩学

 

2月28日 土曜日 晴れのち曇り

 

大阪の中之島 国立国際美術館で 

 

 

 フィオナ・タン まなざしの詩学  展を私は観ました。

 

 

これはそのときからの ことです。

 

 

 

ゆりかご

目をつむり 足と手は動かせないまま ゆらゆら ゆらゆら 卵のよう

古い色調

なにが植え付けられるだろう 体や心全体に 

カタカタまわる映写映像 うつる 観てる私たちにも 映って 移って

 

 

リフト

足だけ追う そのときのループ 2000 ミレニアム オランダ

バタバタとすることはなく 少数スタッフらとの 信頼でも浮かぶ

スタート メディアも こうスタートだったら

 

リフト

赤い飴玉のような 果物たちのような 浮かぶ記憶 ある日の不思議 ある日の子どもの

 

 

すっと少し木々のある 広場 公園のようなところで登った

手も足も動かさない状態 首をこちらから傾けるでなく

からだはその時の自然にコントロール

ただ見つめる 

はいってきたことを その感じが また次なる旅へも

ただ眺めた ゆらゆらのなか 

この展覧会でなんども感じる

フィオナさんのスピードのなか

100年前どうだったかなーと思う想像する そして100年後は…

 

さまざまな昔の写真 上からの眺め 起源にある未来の本のなぜ その交友 実行

決死 夢 フロンティア 写真撮影や月へ や 地下 火星 オリンポス

その昔の 現実とのクロス 創造 希望 うまくいかなかったこと

想像につつまれて また ゆらゆらと未来へ

今この時この時 時間が 向き合えるひとが 大事とも 感じ ながら

 

 

インドネシア オーストラリア 中国 香港 ドイツ オランダ … 

 

 

リフト

はじまりのとき

やっと浮かぶ 浮かべた 上空

まずは もっと 手も足も動かさないまま ぶらり 

こうしたら勝つなど戦いのほうには傾かず

声に歌に

するでもなくて

ただ

眺めてたら

しばらく眺めてたら

よかったのに

こうなら

よかったのに とも

 

 

かつてあった

多様に

人々の想像のなかでも たくさん

じょじょに 浮かぶ感じ

空を飛ぶ 夢

始まり

その映像記録の

始まりでもあって

再生の再生や 別の も つづく つづく

 

 

1997

ロールⅠ&Ⅱ

ぐるぐる回転する また手も足も動かさないで

速度可変 言葉や人からも離れ ぐるんぐるんぐるんぐるん

フィルムでもヴィデオでも

二重螺旋もパピルス

まかれ 記録され また ほどかれリバースされループもするということは

物質的に

エネルギー的にも

大変なことなのかもしれない。

また

まだ未知なことも 宇宙や すぐそばに 存在しており

今の手で

ほどかれること 待っている

 

 

ダウンサイド・アップ

うつる うつす うつる うつす

動き 確かに生きてるのだけど 同時に分かれてもいる

ひとびとの前向きさや明るさ 生命力を 境界や橋を超えても感じる

偶然にも 親しみ どちらの世界も好きになり また旅へと歩む

 

 

ティルト

 

上下 高い高いの 自動化

この子も すごいこと わかってるよう

笑顔 表情 そのときの歓喜

とても好きになった小さな編集 連なりがあり

そこにまた出会いたくて

何度もみたりもする

何度も観る方も 

こころみる

また

よろこぶ

 

 

取り替え子

 

見つめている子

撮っているものと

相互らせん視線に

いまをいき

前に向かおうとしているような

いい表情

いいバランス

プレアーカイヴ

撮ってる時もそっと想像

表現者の静かな意志も

スペースや宇宙船のようなところで感じる

声からも

彼女らの髪型や

メガネの曲線からも

 

 

ライズ・アンド・フォール

 

ふたつのふたりの スクリーンの あいだを読む 感じる

両目 両面

ふたつ同時に また 同じ速度で

というわけでなく

徐々に移る 思い出す この体 各行為で

彼女の 詩情で

 内なる流れ 直面する大きさの前

つぎつぎ編み直される

イメージ あるときの記憶 色 おと

  またそばにある 別の 必ずあるかもしれない

 まなざしと 旅し ほどかれもし

生活はシーンはつづいていく

そのこと

ノートに

カリカリと 書きもしてみる

覚醒と無へ

また

そのあいだ行き来

ドラーガー キャリア その言葉も 目にながれ

感謝。

 

 

ディスオリエント

 

人一人から誰でも複雑であり複数のなにかで 玉虫のような輝き も

だから地道に整えることも

 

蝶の翅と人の掌が何度も共鳴 記憶が そこでの仕事が 意味が立ち上がる

ゆらぎながら 動物たちとも共生し 幻影のような王国を リアルに縫う

さまざまな速度で 淡く でも伝えるためにも 時には力強く

 

マルコ・ポーロ

誰かの頭の中 まるまま見たり 聞いたり 心で感じたりすることは、

丁寧さや根気強さあり 仲間もいて ゆっくりした速度で であっても

混乱することであるかもしれない だから休息することも大事 と

 

地下の美術館

わたしはここで

作品につつまれつつ

個人的なことも色々考えることになり

同時によく 

休みました

葉や言葉 イメージにとどまる

夕暮れの

蝶のようにも

 

 

プロヴナンス

 

美しい

採光 自然光

ゆっくりと ゆっくりと時間をかけ

彼 彼女と出会う

よくしていることや

集めてきたもの

椅子にいるときや

よく寝てるとき

 

その速度から運ばれてくることで

見つめてるものが伝えたいこと

届いたらいいなと思ってるようなことも

静かな角 ゆっくり くりかえし くりかえし うつりながら

引き出されていく感じに

 

 

インヴェントリー

 

あつまり

大きな何かと いかに向き合えばいいのか

その凝縮されつつ未来へとオープンになってる複製の場合も

空でつながり そのことにカメラ 黎明期から今でも揺れ 戸惑い

時間 都市 海をこえて 個人でも気づけたこと 送る 送り返してみる

6つのメディア 異なるコマや形 シルエット

温度 みてること その魅力 飛ぶスピードも異なるのだろう

まなざしと体の個性

自らの体で色々こころみる

ティルト 入り口

よろこぶ

 

 

プロヴナンスふたたび

 

美しい

採光 自然光

ゆっくりと ゆっくりと時間をかけ

彼 彼女と出会う

よくしていることや

集めてきたもの

椅子にいるときや

よく寝てるとき

 

その速度や信頼から運ばれてくるバランスで

美術館で

見つめてるものが伝えたいこと

届いたらいいなと思ってるようなことも

静かな角 ゆっくり くりかえし くりかえし うつりながら

引き出されていく感じへ

 

 

どうも本当に

ありがとうございました。

 

フィオナ・タンさん

皆さん

 

お元気で それでは